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Lens, L.*; Yakushev, A.*; Dllmann, Ch. E.*; 浅井 雅人; Ballof, J.*; Block, M.*; David, H. M.*; Despotopulos, J.*; Di Nitto, A.*; Eberhardt, K.*; et al.
Radiochimica Acta, 106(12), p.949 - 962, 2018/12
被引用回数:8 パーセンタイル:62.29(Chemistry, Inorganic & Nuclear)半減期449秒の短寿命同位体を用いて、水銀(Hg), タリウム(Tl), 鉛(Pb)の単一原子レベルでのSiO及びAu表面への固体吸着挙動をオンライン気相実験により調べた。超重元素Cn, Nh, Flの吸着エンタルピー測定のためのモデル実験として実施した。短寿命同位体はドイツ重イオン研究所の反跳核分離装置TASCAを用いて生成・分離した。生成核はヘリウムガス中に捕集された後、SiOあるいはAuで表面を覆われたSi検出器で作製されたガスクロマトグラフィーカラムへと導入した。短寿命Tl及びPb同位体は室温においてSiO表面に吸着し、Si検出器で測定することに成功した。一方、HgはSiO表面には吸着せず、Au表面に吸着した。この結果より、本実験のセットアップを用いることで短寿命Hg, Tl, Pb同位体の吸着特性を調べることができると証明され、この手法がCn, Nh, Flの実験にも適用できることが確認された。
Steinegger, P.*; 浅井 雅人; Dressler, R.*; Eichler, R.*; 金谷 佑亮*; 水飼 秋菜*; 永目 諭一郎; Piguet, D.*; 佐藤 哲也; Schdel, M.; et al.
Journal of Physical Chemistry C, 120(13), p.7122 - 7132, 2016/04
被引用回数:23 パーセンタイル:60.41(Chemistry, Physical)超重元素の吸着エンタルピー測定のため、真空クロマトグラフィーという新しい実験手法の開発を行い、短寿命タリウム同位体を用いて実証実験を行った。原子力機構タンデム加速器を用いて短寿命タリウム同位体を合成し、オンライン同位体分離装置を用いてイオン化・質量分離したタリウムイオンビームを真空等温クロマトグラフィー装置に導入し、SiO表面に対するタリウム原子の吸着の温度依存性を測定した。その結果から吸着エンタルピーを158KJ/molと決定した。タリウムは113番元素の同族元素であり、本研究で開発した真空クロマトグラフィー法は、半減期1秒オーダーの超重元素の化学研究を可能にすると期待される。
下司 和男
Japanese Journal of Applied Physics, 24(SUPPL.24-2), p.387 - 389, 1985/00
被引用回数:109 パーセンタイル:96.26(Physics, Applied)化学式AXYをもつ化合物の中で、SrGeS型構造(単斜晶,空間群:P2/m)をもつ一群の結晶が存在するが、その相転移および誘電性の研究は非常に少ない。このグループに属するRbZnI,TlZnI,CsHgIの単結晶を育成し、その誘電性を液体ヘリウム温度~室温の間で調べた。RbZnIでは、-211C,-265.7C,TlZnIでは-64.5Cにそれぞれ誘電異常を伴う相移転が新たに見出された。CsHgIでは4.2K以上に相転移は見られない。結晶構造および、誘電履歴曲線の観察から、TlZnIは-64.5C以下で強誘電体となることが分った。
下司 和男
Journal of the Physical Society of Japan, 54(10), p.3694 - 3696, 1985/00
被引用回数:35 パーセンタイル:90.99(Physics, Multidisciplinary)TlZnIの単結晶をBridgman法により液相から育成し、誘電性を測定した。この物質はCurie温度209K以下で強誘電性を示すことを見出した。180Kにおける自発分極の値は約1.210cmである。
飯泉 仁
Journal of the Physical Society of Japan, 52(2), p.549 - 555, 1983/00
被引用回数:22 パーセンタイル:80.99(Physics, Multidisciplinary)中性子散乱により230C以上に存在する体心立方晶のタリウムのフオノン分散関係を測定した。〔110〕方向に、偏り〔110〕で伝播するTモードフオノンのエネルギーが低いことが見出され、ゾーン境界フオノンと、体心立方から六方最密へのマルテンサイト変態とが密接な関係を持つことが指摘された。原子面間力の解析により、格子不安定性の起源を論じた。